ろくでなしの神話

 

 長兄が突然の交通事故で生命を落としたのは、一昨日の真夜中だった。

 「栞(しおり)兄貴は、幸せだったんだろうか・・・・・?」

 病院の霊安室で、俺たち3兄弟の次男の猛(たけし)兄さんは、呆然と呟いた。それを聞いたたった一人の女兄弟である楓(かえで)姉さんは、床に崩れ落ちるようにしてすすり泣いた。俺は。

 ただ。兄さんの。生前の優しげな顔とは似ても似つかないような腫れ上がったデスマスクを。唇を噛んで見詰めていた。

 

 

 告別式は、ウチの縁の寺で行った。両親が交通事故で亡くなった時もここで葬儀を行った。

 あの時。

 栞(しおり)兄貴は高校生。猛兄(ニイ)は、中学に上がったばかり。俺と楓姉(ネエ)はまだ小学生だった。

 両親は多少の保険金を残してはくれたものの、幼い弟妹を抱えた兄は、結局、通っていた高校を中退して働いた。そして。俺も猛ニイも楓ネエも。普通大学に行かしてくれた。並大抵の苦労では無かったと思う。そして自分は働きながら定時制に通い、大学の夜学にも通って、2級建築士の資格を取った。

 頑張り屋で努力家の兄は生涯独身だった。弟妹にカマケテ、そんな暇も無かったのかもしれないが。年齢もまだ、40歳にもなっていなかった。

 葬儀は盛大とはいえなかったが、心の籠ったものだった。訪れてくれる全員が、本当に兄の死を惜しみ、哀しんでくれている人ばかりだった。

「・・・・・・・・。」

 そのなかに。

 一人の女性の姿を認めて、俺は立ち上がった。

「・・・・・・・・。」

 焼香を済ませて、石段を下っていくその女性のアトを追う俺の姿を、猛ニイと楓ネエがじっと見ているのにも気付いていた。

「美也子さん・・・・・!」

 女性が振り返る。この女も歳を取った、と俺は思った。最後に会ったのは、10年ほど前だった。気位の高い美人だった。

「・・・・・この度は・・・・。」

 女が殊勝に悔やみの言葉を口にする。思えば。この女の憎しみの籠っていない眼差しを見たのは初めてかもしれない。

「・・・・・・・あの。」俺は、呼び止めたまま、言葉を失った。何をどう言えばいいのか分からなかった。貴女のご主人はどうして来ないのですか。言葉にすればそれだけの事なのに。

「・・・・・・あの人。頭を丸めました。」

「え・・・・?」

「・・・・出家致しましたの。今朝、現世の何もかもを捨てて。寺に籠りましたわ。」

「・・・・・・・・・。」

 呆然と黙りこんだ俺に、女は潔いと言っても良い様な晴れ晴れとした笑顔を向けた。長い間の修羅から、ようやく開放されたような笑顔だった。

「失礼いたします。」女は小さく頭を下げると、黙って石段を下っていく。その背中が。誰よりも小さく小さく見えた。

 女は、有名な能楽士の一族の令嬢だった。父親は人間国宝。そして夫は能楽界の麒麟児と言われ続けた、天才能楽士。そして。兄の高校時代からの親友だった。

 ヤツは信じられないほど評判の悪いロクデナシ野郎だった。天才だったかもしれないが、性格の悪さでは定評があった。女癖も悪かった。美也子を妻にした後も一向にそれは修まらず、夫婦仲は最悪だった。別居したのは、結婚後一年も経っていなかった。

 大嫌いだった男。兄の傍に居るのを見るだけで、虫酸(むしず)が走るようだった。

「・・・・・・・・・。」

 それなのに。

 その男が出家したと聞いて、俺は涙が零れた。どうしても止まらなかった。

 許してくれ。修治。―――――

 そう言った栞兄貴の言葉が甦る。

 俺たちはこのままで良いんだ。・・・・・・このままが良いんだ。許してくれ猛。楓。修治。―――――

「・・・・・・・・・。」

 気が付けば。猛ニイが傍らに佇んでいた。

「・・・・・お前には黙っていたが・・。俺たちの学費の殆どは、あのロクデナシから出ていたらしい。良く考えれば。高校を出ただけの栞(しおり)兄貴だけで、3人もの弟妹を大学にまでやれるハズがないもんな・・・・。」

「・・・・・・・・・・。」

「・・・昔。あのロクデナシを俺が罵ったときに、栞兄貴に一度だけぶん殴られた事がある。その時に・・・・。」

 猛ニイは唇を噛んだ。

「・・・・・・・・・。」

 俺は石段の上でうずくまった。

 あのロクデナシは。少なくても栞兄貴にだけには優しい男だった。

 俺はあの男が栞兄貴にこう言っていたのを聞いた事がある。

 「能」の世界では「(しおり)」という言葉は、両手で顔を覆って泣いている状態を示すのだそうだ。

「・・・・・だから、俺は。」

 酔っ払ってグデングデンになってウチに押し掛けて来たあのロクデナシは、呟いていた。

「お前がいくら笑っていても、本当は泣いているような気がしてならないんだ。」と。

 あれは。俺がまだ大学生で、栞兄貴と一緒に暮らしていた頃。栞兄貴の縁談が、本決まりになりそうな頃だった。

 

 

「良かったな。栞。」

 夜中に押し掛けて来たロクデナシは、そう言って笑った。

「帰れよ!あんたなんかと関わりがあるなんて知られたら、せっかくの縁談が流れるだろう!」俺は玄関先で、ロクデナシを突き飛ばした。

「止めろ、修治!!!良いから上がれ、真一。」俺の後ろから玄関に現れた栞兄貴は、俺を押しのけてロクデナシの名を呼んだ。

「兄貴!」

「ここは、俺の家だ!まだスネカジリに過ぎないお前にとやかくは言わさん!」俺は。あんな恐い顔で兄貴に睨みつけられたのは初めてだった。

「・・・・・・・・・。」

 とにかく評判の悪い男。たった一人の友人である栞兄貴との関係を面白可笑しく揶揄している週刊誌も何冊か見掛けていた。俺は。栞兄貴にそんな男との付き合いを止めて欲しかった。今思えば。それは、栞兄貴のためというよりも、多分に自分のためだったような気がする。多分。猛ニイも楓ネエも。その頃には二人とも家を出て、それぞれ所帯を持っていたが。兄弟の醜聞は、有り難いものではなかっただろう。

 栞兄貴に縁談を持ってきたのは、猛ニイだった。

 俺は、居間に居る二人の様子を廊下から伺っていた。週刊誌なんかの記事を信じていた訳ではないが。兄貴が心配で仕様が無かった。

 ロクデナシは一しきり陽気に、兄貴に愚にも突かないような話をしていた。これ以上の良縁はお前には望めないとか何とか。だが。ふいに。

「・・・・・・・・・・。」

 二人の言葉が途切れた。そのまま。しばらく、無言の状態が続いていた。

「・・・・・・・・・。」焦れた俺は居間を覗いた。

「!」ロクデナシが、ソファに座った、栞兄貴に抱きついていた。腰の辺りにしがみ付いている。

 カッとした。

「・・・・・・!」兄貴に何と言われても叩き出してやろうと一歩踏み出しかけた。だがその時。呻くような声が聞こえた。

「・・・・・栞。俺は。これから、どうすれば良い?」

 ロクデナシは泣いていた。咽(むせ)び泣いていた。

「・・・お前が所帯を持ってしまったら、誰が俺の話を聞いてくれるんだろう・・・?」

「・・・・・・・・・。」栞兄貴は、黙ってロクデナシの髪を撫でていた。そして。

「・・・・・・・・!」

 兄貴はまるで、母親のように。

 ロクデナシをゆっくりと抱き締めた。

「・・・・・・・・。」

 愛しい者。

 兄貴の声が聞こえるようだった。

 栞兄貴は昔、両親が居ない事で学校で苛められて泣いて帰ってきた俺にも、同じようにしてくれた事があった。兄貴は瞳を閉じて、手はやっぱりゆっくりと背中を撫でてくれていた。

 その暖かなヌクモリの中で。俺は思う存分涙を流した。

「・・・・・・・・・・。」ロクデナシも、兄貴の腕の中でずっとすすり泣いていた。

 俺は。二人のその姿を気持ち悪いとか。見苦しいとかは、思わなかった。寧ろ。何だか二人の悲しみが。やり場の無い苦しみが。胸を突いた。

「・・・・・・・・・。」俺は、何だか。俺まで泣きたいような気分で、居間に背を向けた。

 猛ニイ。俺たち。間違っているんじゃないだろうか。

 その時初めて俺は。この。これ以上は望めないだろう良縁に対して。二人を引き離す事に対して。疑問を持った。

 

 ロクデナシから、舞台への招待状が届いたのは。その三日後だった。

 チケットの入手が困難だと言われていた大人気の舞台のチケットだった。俺たち兄弟妹と。兄貴の婚約者とその両親とへ。婚約祝いにと贈って寄越した。

「・・・・・・・・・・。」

 栞兄貴は何も言わなかった。兄貴の婚約者は大喜びで、猛ニイと楓ネエは苦い顔だったが、結局俺たちは全員でその舞台を観に出掛けることとなった。

「この度は、おめでとうございます。栞くんとは高校時代からの付き合いで・・・・・。」

 楽屋に訪れた我々に、ロクデナシはソツない挨拶をした。あの夜の涙が嘘のようだった。

「・・・・・・・・。」栞兄貴は、何も言わなかった。ニコニコといつものように微笑んでいた。

 

 ただ。美也子は。

 俺たちを、黙って睨み付けていた。

 美也子は自分の亭主と栞兄貴との仲を、結婚してから、いやその前からずっと疑っていた。

 栞兄貴を火を噴くような眼で、いつもいつも睨んでいた。まるで自分の不幸は全て栞兄貴のせいだとでも言うように。いや。事実。旦那が自分独りを愛してくれないのは、栞兄貴のせいだと思っていたのだろう。

 美也子は、間違いなく栞兄貴を憎んでいた。

 

 その日の演目は何だったか。はっきりとは思い出せない。だが。確か軽やかなキラキラしい和やかなものだったように思う。何か蝶の妖精か何かが花畑で楽しく遊んでいるような・・・・。

 正直言って。ロクデナシの舞いに。俺は度肝を抜かれた。他の誰よりもそれは。俺のような素人から見ても、段違いに素晴らしいものだったから。

 その舞は。俺の心も軽やかに楽しくした。俺は。

 微笑ながら、何の気なしに栞兄貴の方を見た。

「!」

 凍りついた。

 栞兄貴は。

「・・・・・・・・。」

 涙を流していた。

「・・・・・・・・。」

 その和やかな舞台を観ながら。

 声を殺して泣いていたのだ。

 

 

「本当に素晴らしかったわ。是非、お礼を言いたいわ。」

 感激してそう言う兄貴の婚約者の言葉に従って、我々は再び楽屋に向かった。と。

「・・・・・・・・!」

「!!!!!」

 楽屋付近は何だか、騒然としていた。

 男と女の罵りあうような声が聞こえる。そして人だかりが出来ていた。

「・・・・・・・?」

 俺は猛ニイと顔を見合わせた。ふと見ると、栞兄貴の顔色が変わっていた。どちらかと言えば控えめな兄貴が強引に人ごみを掻き分けて、楽屋へと向かう。

「兄貴!?」俺と猛ニイは、楓ネエと兄貴の婚約者にここに居るように言ってから、慌てて栞兄貴の後を追った。

「!」

 楽屋に入ると。

 凄まじい修羅場が俺たちを待ち構えていた。

「この!人でなし!!!!あんたなんか!!真一!!!死ねっ!死んでしまえっ!!!」

 美也子がロクデナシにむしゃぶりついていた。

「・・・・・お嬢様!!!!」

「お止め下さい!!!」

 美也子の父親の弟子らしい男たちが、ロクデナシと美也子を引き離そうと必死だった。だが。美也子はロクデナシに爪を立てて離れない。

「あんたなんか!あんたなんかっ!!!!」

 美也子は間違いなく、ロクデナシに惚れていたのだろう。だが。

「・・・・・・見苦しい。」

 ロクデナシは一言で美也子を切り捨てた。この上も無い冷たい眼差しを自分の妻に向けていた。

「みっともない女だ。情けない。」

「・・・・・・・・・・・・。」

 美也子は呆然とした顔で、床にへたり込んだ。

「・・・・お嬢さま。さあ。こちらに・・・・・。」

 弟子たちが、美也子を抱え上げて楽屋から連れ出す。

「・・・・・・・・・。」

 それを氷のような眼差しで見ていたロクデナシは。

 栞兄貴と俺たちに気付くと、顔を歪めた。

「・・・・・・・・。」

 俺たちも、何と言っていいのか分からずに、視線を彷徨わせた。と。

「・・・・お嬢さまっ!!!!!!」

 美也子の去った方角から、再び弟子たちの絶叫が聞こえた。

「!」

 ロクデナシが振り返る。

「・・・・・・・!!!」

 美也子は。

 両手で血の付いたナイフを握り締めていた。

「・・・・美也子!」初めてロクデナシは、人間らしい声を自分の妻に向けた。

「・・・・殺してやるっ!!!他の誰かに渡すくらいなら!この手で殺してやるっ!!!!」

 それほどに愛しているのなら。彼女にも他にそれを示す方法はいくらでもあっただろう。だが。高すぎるプライドや何かが。彼女たち夫婦を不幸に陥れていた。本当は、どうでも良いことのハズの何かに振り回されて、彼らはどん底を這いずり廻っていた。だが。現在(いま)。

 美也子は美しい顔に、狂気の表情を浮かべて。今度こそ。全てを捨てて。

「・・・・・・・・!!!!」

 誰よりも愛している男の胸へ。・・・・突っ込んだ。

「きゃああああああああああああっ!!!!」

 誰かが上げた悲鳴が響く。俺は見た。その瞬間の。

「・・・・・・・・・。」

 ロクデナシの顔を。

 あんなに優しい人間の表情を。俺は今に至っても見たことが無い。

 まるで。

 悟りを啓(ひら)いた仏のような表情を浮かべて。ロクデナシは。

「・・・・・・!!」

 両手を広げて。

 美也子の身体を抱きとめたのだ。

「!」

 ナイフは。美也子の狙いを外れたのか。ロクデナシの左腕に浅く突き刺さった。

「・・・・・・・・・・。」

 それでも。血が流れる。

 鮮血を流しながら。ロクデナシは美也子を抱き締めていた。美也子は放心したようにロクデナシの腕の中で脱力した。

「・・・・・美也子。馬鹿だな。そこは心臓じゃない。ちゃんと狙えよ。」

「・・・・・・・・・・。」ロクデナシの暖かいと言っても良い言葉に。美也子の両眼から、涙が溢れた。天井を見上げたまま。彼女は声も無く、ただ。ひたすら涙を流し続けた。

「・・・・・・・・お嬢様あああ!!」

 弟子たちが美也子をロクデナシの腕から奪い取ると、泣きながら抱えるようにどこかに連れて行く。

「・・・・・・・・・・・。」ロクデナシは、刺された腕からナイフを抜いた。そして、ゆっくり。

「・・・・・・・・。」俺たちの方を・・・・。いや。栞兄貴を見た。

「・・・・命が無くなれば・・・。せめて。腕の一本。足の一本が無くなったなら・・・・・。」

 ロクデナシは兄貴にだけに。喋っていた。

「・・・・そうなれば。やっと俺は・・・・。もう、・・・・舞わなくて済んだものを。」

 ロクデナシは涙を流した。

「・・・・・舞わなくても。済んだのになあ。・・・・・栞っ。」

 それは。

 俺などには到底理解し得ない。

 天才と呼ばれる人間だけの持つ。一本しか無い道を歩む修羅の。やり場の無い憤りだったのだろう。

 ロクデナシのその修羅を。理解しているのは。昔から兄貴しか居なかった。

 ロクデナシには。

 昔から、栞兄貴しか居なかったのだ。

「・・・・・・・・・。」

 栞兄貴は、無言でロクデナシに背を向けた。そして。

「・・・・・・許してくれ。」

 猛ニイと俺の傍らをすり抜ける時、小さな声でそう言った。

「・・・・・・・・・・。」

 そして。婚約者と彼女の両親の元に歩み寄ると。黙って床に手を突いた。

「!」

 栞兄貴は土下座をした。

「・・・・・・・お許し下さい。私は。貴女を妻にすることは出来ません。申し訳ありません。」

 そして。

 俺たちの方を。ゆっくりと向いた。

「・・・・・・許してくれ。俺はこのままで・・・・・・。このままが・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

 俺たちには。

 もう何も言えなかった。

 

 

「・・・・・栞兄貴とあのロクデナシ。本当のトコロはどういう関係だったんだ・・・・・?」

 猛ニイは、煙草に火を点けながら呟いた。

「・・・・・知らないよ。知りたくも無かった。」

 俺は俯いて答えた。

「・・・・だけど・・・・。」

「だけど?」

「あれは。やっぱり・・・・。愛情だったと思う。」

 二人の間にあったもの。二人の間にだけ流れていたものは。

 実質、二人の仲がどうあろうと。あれは。間違いなく「愛」と呼べるモノだった。

「・・・・・・・・・出家、か・・・・。」猛ニイは小さく呟いた。

 あのロクデナシは。現在では能の世界では第一人者と呼ばれるような男になっていた。人気も実力も他の追随を許さないほどの。それなのに。

「・・・・・・・・・。」

 猛ニイは両眼を右手で抑えた。抑えきれない何かが。俺たちの胸に迫った。

 

 俺は、このままで良い。このままが良いんだ。―――――

 

 そう言った、栞兄貴。

「・・・・・・・。」

 俺は黙って空を見上げた。言葉にすれば、安っぽくなってしまうかもしれない。

 兄貴が幸せだったかどうかも分からない。だけど。

(・・・・・・これで良かった。これが良かったんだよな。栞兄貴。)

 俺たちは。ひとつの愛の終結を。

 確かに見届けたのだ、と。そう思った。

 

−fin−

 これは、にゃむにゃむが学生時代から形にしたいと思いつつ。何度もチャレンジしながら弾き返され続けたお話です。

 しかし。まだ無理か。うーーーぬ。実力不足・・・・。でも。とりあえずこの話を最後まで書いてみたかったのです(さすが試作品集。良かったこのコーナー作って)。

 主役の栞さんも、男にするか女にするか随分悩みまくり、いろいろなバージョンが未完成で残っている作品です。どっちでもイケるからね。

 にゃむにゃむ能のことは、殆ど知らないので、何か妙なトコロがあるかもしれませんがご容赦を。別に能でなくても良かったのですけどね。何かの天才の悲劇的な人生であれば

 でもやっぱり。こうした情念の世界はまだ無理だったかも・・・・。くさい?くさいかも。でもにゃむにゃむ基本的にくさいの好きだから(笑)。

 また、そのうちリベンジを(しつこい)。へへ。

 この「ろくでなしの神話」はシリーズ化して、色んなタイプのロクデナシを書いていこうかな、とも思ったりしています。では。では。