女ともだち

(神々の眼差し・外伝)

 この話は、本編「神々の眼差し」のサイドストーリーです。本編の主人公ジョウの父親である、風間 零一朗と高校時代の友人を主人公とした、物語。零一朗の高校時代などに興味のある方は、どうぞお楽しみ下さい。独立した物語になっているので、本編を未読の方でも、全然問題ありません。

* 時代考証は、はっきり言って滅茶苦茶です(35年前というのは、単純に計算で導き出された値ですので)。こだわりのある方は読まない方が無難かも。にゃむにゃむ、調べる前に取り合えず書いちゃえ、というタイプです。後で、総訂正が入るかも。にゃんにゃん。

 

STORY

今から35年前の。

何かが足りない高校3年生たちの、青春ストーリー。

 得体の知れない、深い事情をヤマほど持っていそうな高校3年生の3学期という信じられない時期にやって来た綺麗な転校生と彼を受け入れたクラスメートの3人を巡る物語。

 歪みきった転校生の病んだ精神(こころ)を彼らは救う事が出来るのか。いや。そもそもそんな気があるのか?

 また。転校生は彼らと出会う事によって、どう変わるのか。

 日本社会の矛盾や腐った構造。しかし嘆いてばかりも居られない状況の中で。彼らは何を得て、何を失うのか。

 ちょっと。ガラスの青春時代みたいなモノに挑戦しようかな、なんて。無理だって(笑)。

 

 彼らの人間関係や置かれている状況の概要は、このシリーズが始まる前段の短編 女ともだち 及び 女ともだち 2 を参照して下さい。

 

CAST

風間(かざま) 零一朗(れいいちろう)

高校3年生。超のつく美形。真面目な学生で剣道部所属。

居合術の達人。将来、ジョウの父親となる。「ちんじゅさま」。

和賀(わが) 葉一(よういち) 複雑な家庭で育った、これでもかという程の不幸な男。

零一朗には及ばないものの。かなりの美形。

遠藤(えんどう) 可奈(かな) 零一朗のクラスメート。零一朗を女ともだち呼ばわりする女。

しかし昔零一朗に助けられたことがあり、恩を感じている。

藤原(ふじわら) 美佐子(みさこ) 可奈の親友。クラスメートで零一朗とはご近所さん。やはり零一朗を女ともだち呼ばわり。
小林(こばやし) 雄基(ゆうき) 零一朗の元クラスメート。バスケ部のエースで学園のアイドルだった。現在アメリカに留学中。零一朗に惚れている。
(さくら) 大吾(だいご) 零一朗の親友だった男。家庭の事情で高校を中退した。宗方組八代目組長。
栗栖(くりす) 関西財界の大物の落とし種。金髪碧眼で、大阪弁を喋る。
田中 和賀家の第2秘書

 











番外編
・忠誠の条件
・忘れ得ぬ月
・酒は飲んでも飲まれるな
・カナとミサコの同人ライフ
キリリク・企画等にて公開中